過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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655:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 18:39:00.33 ID:RLjbm7yt0
女隊長が上官の元へと報告へ向かっている間、分隊の一同は円を組み、ある出来事をジッと見守っていた。
空き場の地面に埋められた三つの立て板。その先端部に丸い円を書いた的を少し離れた位置から一人の少年が見つめていた。
高鳴る鼓動を意識しないようにし、深く息を吸い込んで呼吸を落ち着ける。緊張はかなりしていたが、それでもこれまでの努力を見せる時だと己を奮い立たせる。

女魔法士「大丈夫? 無理ならまた今度でいいんだよ?」

彼の師匠の一人でもある女魔法士が心配そうに少年を見る。だが、そんな彼女にきっぱりと少年は告げる。

男「大丈夫、練習は今までもしてきたし。たぶん……できる」

目を閉じ、暗闇に包まれた中、己の頭に今から行うことを想像する。目標は前方に存在する三つの的。それに向かって魔法を放つ。教えてもらった魔法の紋様を思い浮かべ、暗闇を照らす光としてそれを脳内に描いていく。
脳内でイメージ通りに描ききれたところで少年は目を開けて目標の的を再び見据えた。


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