過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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667:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 18:47:30.94 ID:RLjbm7yt0
みんな男の行動や女隊長の行動に特に深い意味はないと分かって入るもののからかうのは止めない。いつも通りの展開になった仲間達を見て男は笑顔を浮かべる。
新しい家族とも呼べる仲間達ができたことによって浮かべる事ができるようになった笑顔を。

男「みんな、そんなにからかったら女隊長がかわいそうだよ!」

再び仲間達の輪に入る男。戦場で誰もが傷つき、壊れて行く中、この仲間達は堅く強い絆で結ばれていた。


いつだったか、誰かがこんな事を口にしていた。
別れは本当に予期せず、一瞬にして訪れる。だからこそ、自分たちは後悔をしないように今を精一杯生きて、繋がりので来た人と人との関係を大事にしていくのだと。
それを聞いて子供心になるほどと男は思った。確かに人との縁というものは大事だと。今一緒にいる分隊のみんなと出会った事で、自分の心は確かに救われ、彼らの力になりたいと思うようにもなった。
素晴らしい出逢いに感動し、心揺さぶられ、笑顔を取り戻した。だからこそ、気づかないうちに彼は浮かれて大事な事を忘れていたのだ。
別れは訪れる。それは、早いか遅いかの違いだけで、必ず起こるのだ。そして、命を賭け合う戦場ではそれがどれほど早くなるか。そんな大事な事を、今まで運良く隊の誰とも別れを経験しなかった彼は……忘れていたのだ。



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