過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/12/05(水) 18:56:14.31 ID:RLjbm7yt0
女隊長の話を聞いて男は自分に似ていると感じた。そして、今彼女の隣にその弟の姿がないことからも、この先に待ち受けている結末にも勘づいてしまった。
女隊長「でもね、子供がいつまでも逃げられるわけもなくてね、私と弟は途中でエルフに捕まったんだ。
それまで、私はずっと弟の手を繋いでた。どこに行くのにも、なにをする時も。私がお姉ちゃんなんだから弟を守ってあげなきゃって思ってたんだ。
だけど、いざ死を目の前にした時に私は怖くなったんだ。死にたくない、死にたくないって思った。そして、繋いでたその手を……離しちゃったんだ」
男「それから……どうなったの」
女隊長「……弟はすぐに死んじゃった。私は後ろで叫び声を上げて助けを求める弟を一度も振り返る事逃げ続けた。
逃げて、逃げて、逃げて、町に駆けつけた軍の人に助けてもらった。
男も会ってるよね、ここに来る前補給地点にいた上官が私を助けてくれた人なの。あの人に助けてもらってしばらくは施設に入ってた。
でも、毎晩毎晩夢に出てくるの弟の叫び声が、エルフ達の顔が。それを消したくて、私は軍の前に毎日通った。毎日、門の前にしゃがみ込んで軍に入れてもらえるように頼み込んだ。
でも……まだ幼かった私は軍に入る事はできなかったんだ」
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