過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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718:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/07(金) 00:01:13.51 ID:HuDDvyyN0
圧倒的な人数差を目の当たりにしながらも傷エルフは余裕の態度を崩さなかった。だが、そんな彼の言葉を聞くつもりもないのか女剣士と男剣士が傷エルフに向かって剣を構えて突っ込む。
左右から振り抜かれる剣を木々を盾にしながら避ける傷エルフ。そんな彼の様子に二人は舌打ちをし、追撃する。

傷エルフ「この状況は少しまずいか……」

さすがに分が悪いと判断したのか傷エルフはそう呟く。だが、状況が悪くなったと自覚しながらも彼はその場から離れようとしなかった。
これにはさすがに隊員全員が疑問を抱いた。相手は二人。こちらは相手より倍以上人数がいるにもかかわらずなぜ引かないのか? そう皆が思った瞬間、木々の隙間を縫うようにして四方から弓矢が飛んできた。

男弓使い「! みんな伏せろ!」

自らも弓を使うものとして己の身に迫る危険をいち早く察知した男弓使いが叫ぶ。それを聞いた全員はすぐさまその場にしゃがみこんだ。



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