過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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802:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/10(月) 22:44:38.72 ID:T2FNwHFn0
女騎士「私は男騎士に賛成だ。みんなもいつまでもこんなふうに歩きづくめでいたくないだろう? それに、このままだとエルフが襲ってきたときに私たちだけじゃ戦力に心もとない。相手はどんな攻撃をしてくるかもまだわからないんだ。先達である先輩兵士たちの元へ辿りつけばとりあえずある程度の危険は回避できると思う。
 もっとも、そこから先の危険は今の私たちには計り知れない。本物の戦場だから一瞬で命を落とすかもしれない。
 でも、私たちは望んで軍に入ったんだ。弱きものを私たちの手で守るために進んで志願した。ならば、ここで足を止めているべきではないと思う。
 進もう、みんな。私たちの手でエルフから力ない人々を守るために!」

その言葉を聞いて、共感を覚えた誰かが「そうだな……そうだよ! 二人の言うとおりだ」と呟いた。それを皮切りに口々にやる気に満ち溢れた言葉が彼らの口から溢れ出た。
 男の指示通りに二人が動いてくれたため、行進の速度を上げることについてはこれでみんな納得しただろう。さらに、予想以上に士気も上がった。その結果を見て、男はただひたすら二人の話術に感心していた。

男騎士「あんなもんでよかったか?」

男の隣へと帰ってきた男騎士が少し照れくさそうにそう言った。

男「ああ。正直予想以上だ。まさか騎士と女騎士がここまでやってくれるとは思わなかった」

男騎士「よせよ。あんまり柄じゃねえんだよ。さっきも自分で話をしていて鳥肌が立っちまった。あんなの俺じゃねえよ」

男「そうかな? 案外似合ってるような気もしたけど」

男騎士「あ〜もう、痒くなるから止めろって!」



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