過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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[saga]
2012/12/15(土) 23:23:09.44 ID:hPuuzhub0
女エルフ「死ね、死ね! 貴様らのような汚らわしい種族はこの世界に存在するべきではない! きっと我が同胞たちが貴様らに裁きを下すはずだ!」
男兵士B「聞いたか! 裁きを下すだってよ。笑わせるぜ。なんだったら、今すぐにでも下してくれたっていいんだぞ?
ほら、どうしたよ。なんだ、お前の仲間たちはこんなピンチな状況を黙って見過ごすような玉無し野郎か? なっさけねえな。
あっはっはっはっは!」
男兵士A「あ〜もうホントうるせえな。久しぶりなんだから少しは楽しませろよ」
そうして兵士二人と女エルフは建物の中へと消えていった。そして、その光景を配給される食料を取りに指定場所へと行っていた男は無言で見つめていた。
男「……」
見れば、同じような光景は基地内のいくつかの箇所で見られていた。無論、全てがエルフ相手に行われているわけではない。同意の上でお互いに乱れ、身体を交じ合わせる男女の兵士たち。
溜まりに溜まった行き場のない衝動をこのような形でしか皆解消できないのだ。それに、ここは死の気配が強すぎる。いつ自分が死ぬかもわからないということを誰もが悟り、生殖本能が高まっているということもあるのだろう。
中には精神が限界に達し、無理やり女兵士に手をつける者もいるが、女兵士の側にも気が狂ってしまい無理やり手を出されることに愉悦を感じるものもいた。誰かに助けを求めたい者と誰かに頼りにされたい者。
この者には自分が必要であるという実感を得たいというために行為を正当化し、歪な形の愛を育んでいくものがこの数ヶ月で増えていった。
そして、それは男の身近の者も例外ではなかった。
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