過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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922:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/21(金) 22:59:19.01 ID:abYTtK5o0
 エルフとの戦いを勝利で終えた人間側はその夜、一時的とは言え彼らを完全に退けたことを祝福し、小さな宴を開いていた。
 酒場に集まる人々の表情は笑顔に満ちており、そんな中今回の戦いを勝利に導いた立役者でもある男たち一同は西方の兵士たちに絡まれていた。
 お礼の言葉を述べ、酒を勧めるものや、酔った勢いでセクハラをしようとするもの。だが、この手の者たちの対処はみんなわかっているのか程ほどにあしらい、時にその流れに身を任せていた。
 もっとも、こんな雰囲気に慣れていない女魔法使いだけはオロオロとしていたが……。
 そんな中、男は一人基地の酒場を離れ、この基地の司令官の元に向かっていた。それは、男たち一同の身分を明かすためと、今後この基地を拠点として情報を収集する許可を得るためであった。
 司令所の前に立つ門番に話を通してもらい、建物の中へと入っていく男。そして、そんな彼を柔和な笑みで西方の司令官は迎え入れた。

西方司令官「やあやあ。よく来てくれたね」

 ニコニコと笑顔を絶やさず、砕けた雰囲気で話しかける西方司令官。身体は細く、とても軍人とは思えない。むしろ、書記官などと言われた方がピンとくるような男性がかれの目の前に立っていた。
 西方司令官は男に楽にするように告げ、部屋に設置された椅子に座らせた。
 男はその指示に従い椅子に座り、西方司令官が彼の対面に座るのを確認したあと、今回の件について話を始めた。



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