過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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924:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/21(金) 23:00:37.62 ID:abYTtK5o0
男「そう言っていただけると非常にありがたいです。出過ぎた真似をしでかしたと、事を起こしてから後悔していたもので」

西方司令官「ハッハッハ! それはまた大したものだ。普通のものならそもそも事を起こそうだなんて思わないものだからね」

男「何分未熟者でして、どうしても思慮が浅くなってしまいがちで……・」

西方司令官「構わんよ。若者は考えるよりも行動で示すものだ。下手に考えすぎて身動きが取れなくなるよりはよほどいい」

男「ありがとうございます」

 つまらない世辞の応酬はこのあたりにし、男は本題に入ることにした。

男「話は変わるのですが、実を言いますと今後の我々の行動における拠点としてこちらを利用させていただきたいのです。
 これまで民間人に扮して情報を収集していたのですが、ここしばらくエルフと人との対立が激化しているようで民間人の殆どが各地における主要の街か、中央都市へと流れていってしまっていて、その条件で情報を集めるのが限界になっていたところなのです。
 今回の件で顔も割れてしまったと思いますし、この際軍人としての身分を明かして堂々と情報を集めようかと思っているのですが、いかがでしょう? 許可をいただけますか?」

 男の提案に西方司令官はしばし、何かを考える様子を見せていた。男としてはこれが形としての思案だと思っていた。
 しかし、その後西方司令官が男に向かって告げた言葉は彼にとって予想だにしないものだった。



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