過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
1- 20
928:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/22(土) 00:30:11.59 ID:6VC/UjC80
 割り当てられた宿舎に戻り、騎士たちに事のあらましを説明した男はまず最初に彼らに謝罪した。

男「ごめん、僕の考えが甘かったせいでみんなを危険な目に合わせるかもしれない」

 心底申し訳なさそうに集まった三人に謝る男。だが、そんな彼をみんなは優しくフォローした。

騎士「気にすんな。どっちみち多かれ少なかれ危険は伴うんだ。それに、下手にその提案を拒否してたらどうなってたかわかんねんだろ? なら、仕方なかったと諦めるしかないだろ」

女騎士「そうだな。それよりも、今後の私たちがどうなるかを考えて今のうちに何か考えを纏めておいた方がいいと思う」

男「……ありがとう。それじゃあ、一応最悪の状況を想定して話を進めようか。
 まず、実際にここの司令官と話をして得た印象だけど、見た目に反してやり手だね。そもそも、そういった地位にこの戦争時になんの取り柄もなくいられるというのがありえないだろうからもう少し考えを巡らしておけばよかったんだけど……。
 まあ、要するに腹に色々抱えながら人をうまく使うのに長けてる。そして、どう転んでも自分に利益が生まれるように持っていける手腕を持った人物だ。
 そんな相手が僕たちに楽な偵察任務なんてさせるわけないと思う」

騎士「……となると、やっぱ危険の高い要求をしてくるよな」

男「うん、だと思う。エルフの陣地深くまで入って相手の次の行動を見極めてこいとかまさにありそう」

女騎士「なら、そうなった時にどうするかだな」

男「できることならすぐにでもここを離れたいんだけど、期限いっぱいは多分無理矢理でも滞在させられるだろうからね。結論を言っちゃえばどうにか自分たちの身を守りつつも向こうの機嫌を損ねないようにして、エルフの情報を得るしかないんだよね」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/678.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice