10:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/01(土) 14:32:02.57 ID:LqP1NA0IO
それはガラスの中にありました。
青く輝き、吹き抜けの天井に向かって光を当てています。
いや、どちらが光を照らしているのでしょう?
11:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/01(土) 17:19:16.90 ID:LqP1NA0IO
青く輝くたま。
少年は少し、信じてみたくなりました。
「それは君なの?」
12:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/01(土) 17:25:36.11 ID:LqP1NA0IO
「ガラスの中に君はいるの?」
たまは何も答えません。
ガラスの中でぼうっと輝き……
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/01(土) 18:13:16.77 ID:cdHxF2aqo
ロマンチック
14:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/02(日) 14:22:11.90 ID:1pXsz8oIO
「……?」
そのガラスの向こう側、何かがあることに少年は気づきます。
透明な灰色と、青い光に透けてほんのわずかに見えるのです。
15:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/02(日) 14:27:11.00 ID:1pXsz8oIO
そこには少女がいました。
眠っています。
16:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/02(日) 14:39:08.26 ID:1pXsz8oIO
起こそうかな?
少年は考えます。
なんだかんだで不安なのです。
17:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/02(日) 14:56:25.77 ID:1pXsz8oIO
少年の手が少女の肩に触れようとした、その時です。
「……?」
少年は目をこすります。
18:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/02(日) 17:17:21.82 ID:gI7604OIO
その声と同時に境界線は大きく動き出します。
狂暴と言ってもいいでしょう。
まるで刃のように。
19:月日進 ◆EIVbeOiPes[sage]
2012/12/02(日) 17:23:42.51 ID:gI7604OIO
その光景の中、少年はどうしていいかわかりません。
苦しむ少女の姿。
そんな状況にもかかわらず、少年は何かと戦う少女に魅力を感じました。
20:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/02(日) 22:46:48.28 ID:gI7604OIO
「君は誰?」
2人は同時に、お互いに問いかけます。
2人は見つめ合ったあと、小さく笑います。
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