14:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/02(日) 14:22:11.90 ID:1pXsz8oIO
 「……?」 
  
 そのガラスの向こう側、何かがあることに少年は気づきます。 
  
 透明な灰色と、青い光に透けてほんのわずかに見えるのです。 
15:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/02(日) 14:27:11.00 ID:1pXsz8oIO
 そこには少女がいました。 
  
 眠っています。 
  
  
16:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/02(日) 14:39:08.26 ID:1pXsz8oIO
 起こそうかな? 
  
 少年は考えます。 
  
 なんだかんだで不安なのです。 
17:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/02(日) 14:56:25.77 ID:1pXsz8oIO
 少年の手が少女の肩に触れようとした、その時です。 
  
 「……?」 
  
 少年は目をこすります。 
18:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/02(日) 17:17:21.82 ID:gI7604OIO
 その声と同時に境界線は大きく動き出します。 
  
 狂暴と言ってもいいでしょう。 
  
 まるで刃のように。 
19:月日進 ◆EIVbeOiPes[sage]
2012/12/02(日) 17:23:42.51 ID:gI7604OIO
 その光景の中、少年はどうしていいかわかりません。 
  
 苦しむ少女の姿。 
  
 そんな状況にもかかわらず、少年は何かと戦う少女に魅力を感じました。 
20:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/02(日) 22:46:48.28 ID:gI7604OIO
 「君は誰?」 
  
 2人は同時に、お互いに問いかけます。 
  
 2人は見つめ合ったあと、小さく笑います。 
21:月日進 ◆EIVbeOiPes[sage]
2012/12/02(日) 22:53:47.05 ID:gI7604OIO
 一通り、自己紹介を終わらせた後、2人は並んで座ります。 
  
 青いたまを背にして。 
  
 「わたしはね。ずっと昔からここにいるの」 
22:月日進 ◆EIVbeOiPes[sage]
2012/12/02(日) 23:04:04.65 ID:gI7604OIO
 それ悟ったように少女は話してくれました。 
  
 最初の頃は真っ白な床だったこと。 
  
 黒もそれほど苦しくはなかったこと。 
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/02(日) 23:05:12.28 ID:+OYJak/AO
 支援! 
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/03(月) 07:55:34.24 ID:vswxI+jto
 乙ー 
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