5:月日進 ◆EIVbeOiPes
2012/12/01(土) 00:17:17.43 ID:LqP1NA0IO
中は明かり一つない暗闇でした。
時間と比例して目は暗闇に慣れていきますが、壁に手をつけていないと満足に歩くこともできません。
壁は石でできていて、ひんやりとしています。
視界がままならないせいか、自分の身体が壁に吸い込まれてしまうような感覚さえします。
少年はおそるおそる足を踏み出します。
『石にされた少女』
昔話の一節を思い出しました。
初めてその話を聞いたときは少女のことを想い、泣きそうになりました。
その時のことを思い浮かべ少年は苦笑い。
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