過去ログ - ロロナ「深淵歩きのアルトリ……アル……アーくん!」 アルトリウス「」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/02(日) 18:50:21.90 ID:H43dU52s0
アルトリウス「ふむ、確かにこれは美味しいな……ん?」
ロロナがつられて見てみると用意されていたお茶とパイを食べていたアルトリウスの姿があった。
ゆっくりと時間が流れるアーランドの空気にアルトリウスは安心しきっていたのだった。
二人の視線に気がついたアルトリウスが何事も無いかのように左手に持っていたフォークを置き言った。
アルトリウス「……当然だ」
そんな風に自信満々に言ったアルトリウスをロロナが見つめる。
視線は大丈夫なのだろうかと少し疑っているような意味に思えた。
アルトリウスは視線に耐えかね、「ごほん」と咳を一つしてから場の空気を変える為にロロナに質問する。
アルトリウス「と、ところでロロナ! その様子だと、今まで戦ったことは無いと考えていいのだな?」
ロロナ「え? あ、うん……」
アルトリウス「そうか……うん、そういえば、まだ火炎壺が余っていたはずだ」
そう言うとアルトリウスは腰の辺りを探り始め、何処からともなく皮製の袋を取り出す。
そして、皮製の袋に手を突っ込むとゴソゴソと中を探し、中から手の平サイズの壺を取り出しテーブルの上に置く。
アルトリウスは一連の動作を繰り返し続け、いつしかテーブルの上には50個の灰色の壺と10個の黒色の壺が並んでいた。
その光景を目にしていたロロナは口を開けわなわなとアルトリウスの方を指差している。
ロロナ「ど、ど、何処からこんなに出てきたの!?」
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