104: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/05(水) 23:49:54.59 ID:/fUPf6ml0
そんな訳で、
「いや……」とか「まあ……」とか、
最初のうちは何度も断り続けていたけど、とうとう
根負けして
「誰にも言うなよ?」
と釘を刺して俺は話を始めたのだった。
昨日、親友と別れてから一人彼女の家に向かったこと。
恥ずかしくてインターホンを鳴らせなかったこと。
そのまま木によじ登って彼女の部屋を外から覗いたこと。
彼女が病欠じゃなかったこと。
それから、買い物袋をぶら下げて帰ってきたこと。
袋の中はチョコレートの材料ではなく、人の頭だったこと。
そして、それを見た俺が一目散に木から飛び降りて、
そのまま家に直行して一晩中震えてたことなんかを。
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