150: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 22:05:25.92 ID:eHuxKcdy0
突然の出来事だった。
あっという間の出来事だった。
あまりにも呆気ない出来事だった。
少年が包丁を手に取り、俺が「え?」と言うほんの
少しの間にそれは軽々と、淡々とやってのけられたのだ。
彼女の胸から血が噴き出して、
辺り一面、血の海に染まっていく。
俺はその光景を、茫然と立ち尽くしながら眺めている。
ずっと好きだった彼女。
生首を鞄から取り出した彼女。
殺されるかもしれないと思った彼女。
色んな思い出が、頭の中を駆け巡る。
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