42: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/02(日) 17:57:05.97 ID:3iBpGK/O0
――――翌朝。
43: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/02(日) 18:00:10.86 ID:3iBpGK/O0
洗面所で顔を洗い、台所に向かう。
ちらっと時計に目をやると、もうお昼過ぎだ。
「…………」
44: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/02(日) 18:01:19.20 ID:3iBpGK/O0
「馬鹿みたい」
まただ。
また幻聴だ。
45: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/02(日) 18:02:54.45 ID:3iBpGK/O0
「誰も……いない?」
「お母さんは……?」
そう。台所に『ある』はずの、母の死体がない。
46: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/02(日) 18:05:18.50 ID:3iBpGK/O0
「あはははははははははははははははははははははははははははは!?」
そんな。
確かに昨日……もしかしたらお父さんとお母さんも
47: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/02(日) 18:06:28.50 ID:3iBpGK/O0
予感は、的中した。
書斎にある筈のお父さんの死体も、無くなっていたのだ。
「ふふっ!?」
48: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/02(日) 18:11:51.76 ID:3iBpGK/O0
ふらふらとした足取りで台所に戻る。
テレビは点いたままだ。
49: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/02(日) 18:14:00.93 ID:3iBpGK/O0
「はじめまして」
見た感じ、年は七、八歳くらいだろうか。
少年はニコッと私の方に顔を向けて微笑んだかと思うと、
50: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/02(日) 18:18:27.71 ID:3iBpGK/O0
「どうと聞かれても、玄関から入ったんですけどね」
「鍵は?」
「開いてましたよ」
51: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/02(日) 18:23:05.02 ID:3iBpGK/O0
となると、ピッキング? 何のために?
泥棒なのか、それとも……。
「……」
52: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/02(日) 18:25:07.76 ID:3iBpGK/O0
いやいや、こんなの間に受けてどうすんのよ。
でも……。
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