936:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/11/17(日) 15:05:49.56 ID:RM9HTYuF0
まどか「回帰……?」
魔獣「そう、戻るのよ。前のあなたが願い、始めて魔法少女のルールが書き換えられ魔女のいなくなったその瞬間の地点にね」
まどか「……」
魔獣「辛い思いを消し去り、束の間の幸福を得る為に、彼女はあなたの願いを閉ざす道を選んだのね」
まどか「……?」
魔獣「ふふっ、ねぇ暁美ほむら。一体この世界は何度繰り返した後なのかしら? 私がこの言葉をいうのは何回目?」
抵抗を止め、黙するほむら。
代わりに答えるようにして複数の天蓋のかけらが崩れ落ち、辺りに音を響かせる。
まどか「ど、どういうこと……?」
反応の無いほむらを無視して、魔獣はまどかへと向き直る。
魔獣「暁美ほむらは私を介して記憶を失ったあなたに再び出会った」
魔獣「でも、焦がれた存在を得て尚、彼女は満たされることは無かったわ」
魔獣「だって彼女と過ごしたひと時を振り切って、結局あなたは以前のように願ってしまったからね」
ほむら「……」
魔獣「しかし彼女は忘れられなかった、諦められなかった」
魔獣「だから暁美ほむらは選択したの」
魔獣「離れることの無いように、再び邂逅できるように、ならば永遠の世界に閉じ込めてしまえばいいのだと」
まどか「……」
魔獣「暁美ほむらの目的……それはね」
魔獣「鹿目まどかとの出会いをやり直すこと」
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