958:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/12/04(水) 23:41:22.07 ID:T5gfInHm0
ほむら(私の精神の一部もまた、魔獣と同じくしている)
ほむら(そうね……それが私の本心よ)
ほむら(でも、構いはしない……!)
再びほむらは姿勢を直し弓に手をかけると、力いっぱい引き絞り魔力を集中させていく。
ほむら(まだ、足りない……まだ……)
ほむらの周りに浮かぶ粒子の色が急速に濃くなっていく。
ほむら(もっと……もっと、もっと……!)
想いを込めて、願いを乗せて
心の奥底に残る、最後の最後のその一滴まで
ほむら(この力を絞り出す……!)
引き絞った矢の先に魔法陣が形成される。
その力はまさに時空を超越しかねないほどの、かつてのまどかの矢と同等の威力を秘めていた。
まどかには感覚でそれが分かった。
そして同時に、ほむらが今しようとしていることも―――。
まどか「ほむらちゃんっ!!」
視界の外でまどかの声が聞こえた。
まどか「わたしっ! ほむらちゃんのこと絶対っ……絶対に……!」
まどか「だからっ、ほむらちゃんもわたしのこと―――」
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