過去ログ - 勇者「あなたはいつでもそうやって…」
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◆jPpg5.obl6
[sage saga]
2012/12/03(月) 22:24:54.49 ID:ZeNr+cZo0
「…………」ググッ
「殺陣・影断ち」 フッ
魔導士「むっ!?魔炎・円!!」ゴッ
ボウッ!! メラメラ…
魔導士「(この炎では間合いには入ってこれないばず、だが忌々しい事に奴の気配も感じられん)」
魔導士「だが全方位に魔法を放てば良いことだ、つまらんな…」
「あぁ、そうだな」シャッ
魔導士「なっ!?」
ドドドッ
魔導士「ぐっ、なんだコレは…」ガクガクッ
「破魔の力を宿したナイフだ、貴様等にとっては毒だろうな、もう魔法は使えない、戦闘を楽しむなど愚かだな」
魔導士「ふふっ…やはり人形如きではお前を殺せそうにないな」
やはり本体ではないか…
「聞きたいことがある」
魔人形「何だ?長くは保たんぞ」シュゥゥ
「目的は勇者殺害か?」
魔人形「……ふむ…いいだろう、話した所で何の支障もない……目的は勇者殺害ではない、覚醒して間もなくドラゴンを倒したのには少々驚いたがな」
魔人形「本来の目的は、お前を抹殺する事だった」
「………」
魔人形「魔王様でもない我々の様な魔族では勇者は倒せまい…だが人間ならどうだ? 勇者は躊躇い無く人間を殺せるか? 出来んだろう、お前は出来るだろうがな」ニヤ
魔人形「そう…『守り手』であるお前を消してしまえば我々が直接手を下さずとも殺す方法など幾らでもある、人間を使ってな…」
魔人形「ふふっ、勇者は守るべき者に殺されるのだ、実に愉快な話しだろう?」
「させないさ…その為にオレがいる、『勇者』は人々にとって唯一の希望…精々策を練るがいい」シャッ
ズバッ ゴロッ…
魔人形「コレかラ、オ前ハ誰 モ信じられズ、死んデ いくノだ、魔族に怯え、人を疑イ、夜を怖レ死ンで逝クノダ…」
魔人形「ハひゃハギャハハハッ!!!」
「分かっている、覚悟の上だ」ブンッ
グシャ…
「はヒャ…ギャはヒュ………」
「あぁ、分かっているとも……」ザッ
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