過去ログ - 【オリジナル】魔導機人戦姫 第34話〜【なのかもしれない】
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OTかわりまして強化人間がお送りします
◆22GPzIlmoh1a
[saga sage]
2014/05/21(水) 21:02:01.97 ID:2G4aw9fto
茜『そのまま隔壁からイマジンを追い出してくれ。
こちらの連携をお目に掛けよう』
だが、茜はすぐに気を取り直し、そう言って来た。
空は一瞬、拍子抜けしたような驚きの表情を浮かべる。
しかし、すぐに深く頷く。
以前の空なら、意地でも自分たちの力でイマジンを倒していただろう。
だが、今の空は違う。
今の空の戦う理由は、イマジンへの復讐ではなく、多くの人々を守る力となる事。
その目的に力を貸してくれる人々は、皆、自分の大切な仲間だ。
まだ出会う前とは言え、その仲間が自分達に任せてくれと言うのだから、
それを信じて協力するのが正しいやり方だ。
空「はい、お願いします!」
そんな思いを込めて、空は明るい声で返す。
そんなやり取りをしている間にも、カウンターは刻一刻とゼロに近付いて行く。
空「レミィちゃん、カウントが三になった時点でブースター全開!
膝蹴りで一気に外へ押し出すよ!」
レミィ「了解だっ!」
空の指示にレミィは深く頷く。
既に坂は終わりを告げ、今走っているこの緩やかなカーブを過ぎれば、
後は第一層へと出る最後の隔壁へと通じる直線だ。
そして、その時が来た。
カーブを通り過ぎ、出口、イマジン、そして、エールSが一直線に並ぶ。
レミィ「フレキシブルブースター、最大出力………行くぞ!」
空「お願いっ!」
レミィの合図と同時に、空は全速力で駆け出した。
一気にイマジンへと肉迫し、全力の魔力を込めた膝蹴りでイマジンを真っ直ぐに押し出す。
これでイマジンが待ち伏せに気付いても、すぐには方向転換が出来ないハズだ。
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