過去ログ - 【オリジナル】魔導機人戦姫 第34話〜【なのかもしれない】
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827:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 21:02:01.97 ID:2G4aw9fto
茜『そのまま隔壁からイマジンを追い出してくれ。
  こちらの連携をお目に掛けよう』

 だが、茜はすぐに気を取り直し、そう言って来た。

 空は一瞬、拍子抜けしたような驚きの表情を浮かべる。

 しかし、すぐに深く頷く。

 以前の空なら、意地でも自分たちの力でイマジンを倒していただろう。

 だが、今の空は違う。

 今の空の戦う理由は、イマジンへの復讐ではなく、多くの人々を守る力となる事。

 その目的に力を貸してくれる人々は、皆、自分の大切な仲間だ。

 まだ出会う前とは言え、その仲間が自分達に任せてくれと言うのだから、
 それを信じて協力するのが正しいやり方だ。

空「はい、お願いします!」

 そんな思いを込めて、空は明るい声で返す。

 そんなやり取りをしている間にも、カウンターは刻一刻とゼロに近付いて行く。

空「レミィちゃん、カウントが三になった時点でブースター全開!
  膝蹴りで一気に外へ押し出すよ!」

レミィ「了解だっ!」

 空の指示にレミィは深く頷く。

 既に坂は終わりを告げ、今走っているこの緩やかなカーブを過ぎれば、
 後は第一層へと出る最後の隔壁へと通じる直線だ。

 そして、その時が来た。

 カーブを通り過ぎ、出口、イマジン、そして、エールSが一直線に並ぶ。

レミィ「フレキシブルブースター、最大出力………行くぞ!」

空「お願いっ!」

 レミィの合図と同時に、空は全速力で駆け出した。

 一気にイマジンへと肉迫し、全力の魔力を込めた膝蹴りでイマジンを真っ直ぐに押し出す。

 これでイマジンが待ち伏せに気付いても、すぐには方向転換が出来ないハズだ。


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