8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/04(火) 05:13:14.43 ID:/FecqmlSO
さやか「待って…杏子…。杏子…、今までありがとう。色々あったけど、楽しかった。」
杏子「さやか…」(あ、あたしの名前を…。やべっ…)
杏子「あ、ああ…。じゃっ、じゃあな…」(限界だ…)
さやか「うん…、さようなら…。また、会えたら良いね」
杏子「…うっ…ひっく」
………。
まさか杏子が引っ越しするなんて聞いて無かった。
あたしは最後の杏子の泣いた声と涙が頭に強く残ったまま、家路を歩き、やがて家に着いた。
さやか「ただいま…」ガチャ
さやか「ん…?これは何…」
あたしは机の上に置かれた一つの箱を取り上げる。
…、それを見て、あたしは泣いたんだ…
さやかへ
強くなったな、さやか。
もうあたしが居なくても平気だよな。
そこであたしからプレゼントさ。
もうすぐ寒くなる時期だからさ、マフラー、編んでみたんだ…。
あたしはマフラー編んだことなんか無くってさ…、凄く下手かもしれないけど…、手作りです。
風邪引くなよな…
体に気を付けて
さようなら、さやか
……………
今まで杏子はマフラーを編んでくれていた…。あんなに眠い眠い言っていたのはこれの事だったのかもしれない…。
でも誰が…?
誰があたしの机の上に…?
杏子はあたしのあい鍵すら持っていないから、あたしが居ない時に入るのは無理なのに…。
あたしは、一体誰が?と思いながらも、そのマフラーを手に取る。
凄く下手だった、でも頑張って作っていてくれたんだって思うと、そんなことどうでも良かった。
ありがとう杏子…。
QB「これで良かったのかな?佐倉杏子…」
………
……
…
〜〜end〜〜
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