過去ログ - 女「バディスターって知ってる?」男「なにそれ」
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1: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:27:04.33 ID:rWGlH4FB0
女「バディスター」

男「いやだからなにそれ」

女「バディ……それは英語。兄弟、相棒の意」

男「そうだな。でスターは星や有名人を指す言葉だ。で、なにそれ」

女「……私も知らない」

男「……そうか」

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2: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:27:29.26 ID:rWGlH4FB0
女「相棒の星、相棒は有名人、星の兄弟、芸能人が兄弟」

男「そん中だったら星の兄弟が一番好きかな」

女「星の相棒」
以下略



3: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:28:28.33 ID:rWGlH4FB0
男(なんだろうな。突然話しかけてきたかと思えば意味の解らん質問を……。
  暇なのか? 暇つぶしか? ようし、それなら、俺も暇だ)

男「バディスターってのはもしかしたら俗称なのかもしれない」

以下略



4: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:29:48.03 ID:rWGlH4FB0
女「伝説? どうして?」

男「そうだな……西の大陸インプタストの」

女「インタラスト」
以下略



5: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:30:30.99 ID:rWGlH4FB0
男「その言い伝えはこの殺人事件を元にしてるんじゃないか、ってのが民俗学者の一説」

女「類似する点……妖怪?」

男「妖怪とはちょっと違うかも。その殺人事件は人間の手によって行われたことに間違いなかったようだし」
以下略



6: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:31:13.21 ID:rWGlH4FB0
女「どんな言い伝え?」

男「だよな、そっから決めなくちゃな。んー……例えば、この学校にもそれっぽい話があるだろ?」

女「それっぽい?」
以下略



7: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:31:43.94 ID:rWGlH4FB0
女「……旅人がいた」

男「ほう、旅人か。そりゃまた雰囲気が出るな。それで?」

女「旅人は彷徨っていた」
以下略



8: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:33:43.61 ID:rWGlH4FB0
男「そこで誰かが現れて旅人を助けたとしよう」

女「うん」

男「旅人を助けたのは若い村娘だった。そんで、甲斐甲斐しく看病をされたこともあり、旅人は元気になった」
以下略



9: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:34:32.02 ID:rWGlH4FB0
男「村は二人の愛を祝福した。けどそんな折、とても悲しい事件が起きた」

女「……」

男「村娘は盗賊に殺された」
以下略



10: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:35:07.29 ID:rWGlH4FB0
男「な、泣くなよ。作り話だぞ?」

女「……旅人の無念が流れ込んできた。私はとても悔しい」

男「そ、そうか……止めにするか? これ」
以下略



11: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:35:45.85 ID:rWGlH4FB0
男「迫害された旅人だけど、村人を恨むことはしなかった。
  善人だから? 違う。理解者だから? 違う。
  旅人の憎悪は盗賊にのみ注がれていた」

女「旅人、可哀想」
以下略



12: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:36:34.28 ID:rWGlH4FB0
男「下級の悪魔が旅人の魂に誘いを持ちかけた。
  『魂を食わせろ。代わりに力をやる』
  一もニもなく旅人は契約した。そして盗賊を探し出し、復讐した」

女「……よかった。それで、悪魔に食べられちゃったの?」
以下略



13: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:37:02.89 ID:rWGlH4FB0
男「風の噂で盗賊の死が村にも伝わった。その後、旅人の呪いだと村人は怖がった。
  でも、村人が呪われたことはその先もない」

女「旅人はどうなったの?」

以下略



14: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:38:37.51 ID:rWGlH4FB0
女「作り込みが甘い」

男「咄嗟の思いつきだから勘弁してくれ」

女「でも楽しかった」
以下略



15: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:39:12.38 ID:rWGlH4FB0
女「……また聞かせてくれる?」

男「こういう話しか? こんなんで良ければ構わんけど」

女「そう。よかった」
以下略



16: ◆QkRJTXcpFI[sage saga]
2012/12/06(木) 12:39:39.75 ID:rWGlH4FB0
ここまで。
そんなに長くなる予定はない。


17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/06(木) 17:21:12.16 ID:XJei/iZYo
ほほぅ? 気になるな。続けて


18: ◆QkRJTXcpFI[sage]
2012/12/07(金) 01:16:41.73 ID:ZbZ2RPw30
続き。
そして終わりまで。

やっぱ短い。


19: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/07(金) 01:17:40.14 ID:ZbZ2RPw30
■下駄箱

男(恐くなって逃げ出したはいいけど……なんだったんだ今の)

男(十年前に死んだ幽霊? まさかな……)ゾクッ
以下略



20: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/07(金) 01:18:16.27 ID:ZbZ2RPw30
男(ん? 校門に誰かいる? さっきの子、じゃないよな、はは……)スタスタ

男(さっさと帰って宿題やって――あれ、今日の宿題ってなんだっけ)

男(まあいいか。ってか、大柄な人だな。影が大きい)スタスタ
以下略



21: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/07(金) 01:18:44.23 ID:ZbZ2RPw30
男(慌てて教室まで戻ってきちまったけど……まだいるのか?)

男(んー……窓から見る限りいないな。悪戯だったのか?)

―――――――――ズシンッ ズシンッ
以下略



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