過去ログ - 女「バディスターって知ってる?」男「なにそれ」
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5: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:30:30.99 ID:rWGlH4FB0
男「その言い伝えはこの殺人事件を元にしてるんじゃないか、ってのが民俗学者の一説」

女「類似する点……妖怪?」

男「妖怪とはちょっと違うかも。その殺人事件は人間の手によって行われたことに間違いなかったようだし」
以下略



6: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:31:13.21 ID:rWGlH4FB0
女「どんな言い伝え?」

男「だよな、そっから決めなくちゃな。んー……例えば、この学校にもそれっぽい話があるだろ?」

女「それっぽい?」
以下略



7: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:31:43.94 ID:rWGlH4FB0
女「……旅人がいた」

男「ほう、旅人か。そりゃまた雰囲気が出るな。それで?」

女「旅人は彷徨っていた」
以下略



8: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:33:43.61 ID:rWGlH4FB0
男「そこで誰かが現れて旅人を助けたとしよう」

女「うん」

男「旅人を助けたのは若い村娘だった。そんで、甲斐甲斐しく看病をされたこともあり、旅人は元気になった」
以下略



9: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:34:32.02 ID:rWGlH4FB0
男「村は二人の愛を祝福した。けどそんな折、とても悲しい事件が起きた」

女「……」

男「村娘は盗賊に殺された」
以下略



10: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:35:07.29 ID:rWGlH4FB0
男「な、泣くなよ。作り話だぞ?」

女「……旅人の無念が流れ込んできた。私はとても悔しい」

男「そ、そうか……止めにするか? これ」
以下略



11: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:35:45.85 ID:rWGlH4FB0
男「迫害された旅人だけど、村人を恨むことはしなかった。
  善人だから? 違う。理解者だから? 違う。
  旅人の憎悪は盗賊にのみ注がれていた」

女「旅人、可哀想」
以下略



12: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:36:34.28 ID:rWGlH4FB0
男「下級の悪魔が旅人の魂に誘いを持ちかけた。
  『魂を食わせろ。代わりに力をやる』
  一もニもなく旅人は契約した。そして盗賊を探し出し、復讐した」

女「……よかった。それで、悪魔に食べられちゃったの?」
以下略



13: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:37:02.89 ID:rWGlH4FB0
男「風の噂で盗賊の死が村にも伝わった。その後、旅人の呪いだと村人は怖がった。
  でも、村人が呪われたことはその先もない」

女「旅人はどうなったの?」

以下略



14: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2012/12/06(木) 12:38:37.51 ID:rWGlH4FB0
女「作り込みが甘い」

男「咄嗟の思いつきだから勘弁してくれ」

女「でも楽しかった」
以下略



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