100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/24(月) 21:44:52.81 ID:Y1p8fIpn0
朝食から一時間もしないうちに、黄泉川家の女性達は全員お出掛けしてしまった。
保護者二人はともかく、番外個体と打ち止めはどこへ行ったのだろう。
行き先は一方通行に告げられなかったが、
打ち止めはアレコレ鞄に詰めて肩に掛けて行ったので、しばらく帰ってこないかもしれない。
当然だが、一方通行と二人で留守番というのは かぁたんも初めてだ。
トイレに籠ったことならあるけど、ドアを開ければ優しい少女達がいたことだし。
四人が玄関から出て行ってしまうのを心細く見送った後、かぁたんはトボトボとリビングに戻ってきた。
「クポ?」
「……」
テーブルの上にあったテレビのリモコンを触り、一方通行に「つけてもいいか」と聞く。
驚くことに、このカッパはテレビを娯楽とする習慣があった。
リモコンの使い方もすぐに覚え、子供らしく子供番組を楽しむことが多い。
一方通行はソファに寝転がりながら頷いて視聴の許可を出す。
かぁたんはチャンネルを回し、やがてアニメの再放送を見つけた。
「キャッキャッキャ」
(このままテレビ見て時間を潰してくれりゃァ楽なンだがな……)
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