過去ログ - とあるカッパと黄泉川家
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/08(土) 23:40:14.38 ID:IOM/Eu6O0

女性陣だけのオヤツタイムが終わって三十分ほど経った。

「芳川。ルーペとか、拡大鏡になるモン持ってねェか」
「あるけど、何に使うの?」

質問に答えず、一方通行は左手を揺らして催促した。芳川は自室からルーペを持ち出して彼に渡す。

食卓の椅子に座らされて、打ち止めのおままごとに付き合わされていたカッパに一方通行が近づいて行く。
かぁたんは切り方色々きゅうり御膳を食べていたが、横に立たれて何事かと少年を見上げた。

「クポ?」
「……一歳」

見上げてきたカッパの頭を押さえ、皿の部分をルーペで凝視しながら呟く。
打ち止めはまな板の前に踏み台を置き包丁を握っていたが、刻みかけのきゅうりをひとまず置き、
一方通行とカッパの所へ合流してきた。芳川と番外個体も加わり、椅子に座った かぁたんは右から左に忙しく視線を振る。

「一歳ってどーして分かるの、ってミサカはミサカはあなたに訊いてみる」
「カッパは一年成長するごとに、頭の皿に輪が増えていく。拡大鏡等で確認すると年が分かるそォだ」
「まるで樹木の年輪のようね」
「まったくだな。その名も皿年輪だとよ」



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