702:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 17:16:55.54 ID:IHKclfqN0
「あなた方の住居まで、信号にひっかからなければ四分弱です、とミサカ10032号は到達時間を予測します」
後部座席にて、彼女がヘアドライヤーを構える。
コードが荷物室に続いていたので、そこから電源を取っているようだ。
「清潔でない川の水を浴びて冷えたからには、入浴は必須ではありますが……」
ぶおぉぉぉ〜。
10032号が打ち止めの髪を乾かしていく。
家に着くまでに乾き切らないかもしれないが、とにかくこれ以上冷えないことが重要だった。
時々毛布の中に温風を送り込んでやり、体も温める。
「あぁ〜生き返る、ってミサカはミサカはほっこりしてみたり」
「番外個体もどうぞ、とミサカ19090号はドライヤーを提供します」
「おう、御苦労」
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