74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/18(火) 15:08:26.44 ID:szCM0B5j0
「ちょっと待っててな。あ、座布団足りねーかな」
「にゃ」
「クワー!」
「……にゃ?」
「ケケケケケ」
上条とインデックスが暮らす学生寮にやってきた。
部屋に上がるなり、かぁたんは猫に走り寄って嬉しそう。逃げずに触らせてくれると見るや、笑って撫で始めた。
「かぁたん笑ってる、ってミサカはミサカは初めて聞く笑い声にミサカも嬉しくなってみたり!」
インデックスが座布団を集めて敷く。上条はというと、鍵を開けるなり部屋にはあがらず出掛けてしまった。
猫をかまう仔ガッパを羨ましそうに眺める打ち止め。どこに座るか定まらないのか、
立ったままの番外個体は、一応「いい?」とシスターに訊いてからベッドの端に腰かけた。
一方通行はさっさと敷かれた座布団に胡坐をかく。
深々とした溜息をつき終わらないうちに、上条がもう一人連れて帰って来た。
「カミやん、これは一体どういう集まり?」
「特に名称は無い。それよりこの子見てくれよ。土御門はカッパのこと何か知らないか?」
「……どういう集まり?」
大して広くもない部屋に自分を含めて六人と、何より変な生物。
土御門元春のまったりした休日は、隣人によって中断された。
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