過去ログ - 京子「いつまでも手をつないでいられるような気がしていた
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/07(金) 00:50:12.97 ID:BWNALDmIo

それは、一昔前に流行ったクリスマスソングだった。
一人の男が、かつての幸せだったクリスマスを回想する、切ないラブソング。
凡そ幸せな聖夜には似つかわしくないこの歌詞に、私は何故だか惹かれるものがあった。

結衣「そういえば、世間ではもうすぐクリスマスなんだな」

結衣がそう言いながら、窓の外を眺める。
商店街には12月のあかりが灯りはじめていた。
来るべき聖夜に向けて、まるで慌しく踊るような街並みを見ていると、不思議とこっちまで暖かい気持ちになってくる。

京子「クリスマス、か……」

本当はもう忘れたい過去だった。
だけど、こんなに幸せそうな街並みを見ていると、どうしても思いだしてしまう。
幸せだった、去年の『私たち』のクリスマスを……。


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