過去ログ - 【咲SS】えり「解説は三尋木プロでお送りします」咏「わっかんねー」
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34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/07(金) 14:38:09.06 ID:v1ePjb5d0

秋一郎「機能しなくなっている、というのは正しくなかったな」

秋一郎「正確には、何でも反応するようになって麻雀に応用できなくなってしまった、だ」


秋一郎「さっき、瑞原にボールペンを向けてもらっただろう?」

秋一郎「昔なら、それを察知できなかった」

秋一郎「昔は自分に対する危険しか察知できなくてな……」

秋一郎「だからこそ、他家の危険牌を掴んだらわかったり、自分の点がツモで削られそうなら鳴いてズラしたりできた」

秋一郎「いまでは周りのやつにとって危険な状況も察知してしまって、いま自分が掴んだ牌が危険牌とかわからなくなった」

秋一郎「匂いすぎて、わからないんだ。……せいぜい、誰か聴牌したと察知できるぐらいか」

秋一郎「こうなって以来、成績は下がっていき、いまでは何とかシニアリーグで打たせてもらってる爺になってしまった」

えり「何か、キッカケがあったんですか?」

秋一郎「昔と変わってしまったキッカケか……」


秋一郎「確証があるわけじゃないが、多分あれだ」

秋一郎「所帯を持って、暫くしてだったか」

秋一郎「……それまでなら振り込まない状況で、簡単に振り込んでしまってな」

秋一郎「子供が出来て、学校に行かせて……嫁に送り出して」

秋一郎「若い頃は独善的に生きていたのに、年々しがらみが増えていって気を使うものが増えて」

秋一郎「危険に領域が広がってしまったんだと思う……弱くなってしまったんだ」



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