2:病室[saga]
2012/12/08(土) 01:22:26.01 ID:6ajO425K0
暁美ほむらは、病院のベッドの中で目を覚ました。
病室の壁に貼られたカレンダーには、退院日に花丸の、学校の編入予定日に星型の印が、それぞれ付けられていた。
サイドテーブルに載っている学校編転入用の書類を見つめると、ため息をつくほむら。
ほむら「(そういえば、もう退院なんだよね…。新しい学校はどんな感じなんだろう? 今から緊張しちゃうなぁ……)」
やがてほむらは、自分の身体に起こっていた“異変”に気付いた。
ほむら「(あれ? どうしてだろう…。そういえば、胸の違和感が全然無い……)」
退院出来る程度にまで落ち着いてきたとは言っても、今まで常に感じていたはずの心臓への負担がきれいさっぱりと無くなっているということに、ほむらは驚いていた。
ほむら「(うーん、体の調子が良くなってきたっていうことなのかな? でも……)」
そうしているうちに、自らの左手にも違和感があることにほむらは気付いた。
ほむら「あれ…? 何だろう、これ…?」
ほむらの左手の中指には、紫色に輝く宝石がはめられた指輪があった。
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