過去ログ - 雪歩「Next my second stage」
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78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/13(木) 14:51:14.26 ID:kqPe9UEq0

悪徳「あの日といい今日といい、いったいどうなってやがる」

 実はこの記者は12月24日に萩原雪歩のプロデューサーが入院している病院に張り込んでいた。
 理由は簡単、不幸な病に侵されたプロデューサーを彼の担当アイドルが聖夜かつ彼女の誕生日に見舞いにくる。
 そんな絶好のネタを待っていたからだ。

 しかし、あの日も今日と同様に彼女の姿を見つけることはできなかった。

悪徳「はあ、明日はいったいどんな記事を書けばいいのかねえ」

 『独占スクープ! 萩原雪歩、涙ながらに語る専属プロデューサーとの思い出』
 明日はそう見出しをつけた記事で一面を飾る予定だっただけに記者は落胆を隠せない。

 いっそ、不仲説を書いてやろうとも思ったが、書いたところでたかがしれているのはわかっていた。
 大衆は痴話げんかより、悲劇をのほうがくいつきがよいのだから。

悪徳「しかし、プロデューサーさんよぉ、あんたは不幸だねぇ。
   あんたが手塩をかけてプロデュースした娘はあんたの死に際にも、見送りにも来てくれないんだから」

 そう言い残すと、記者は葬儀場を去った。



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