過去ログ - 春香「プロデューサーさん!」 女性P「なぁに、春香」
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53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/08(土) 18:07:12.33 ID:kxHWoQ+g0
美希(――美希には、お姉ちゃんがいた。
   五歳年上で、星井奈緒っていう名前の、しっかりもののお姉ちゃん。
   りょーしんは『こーむいん』って奴で、すっごく『けんじつ』な生き方をしてたの。
   そんな中で、美希はあっまあまに育てられて、ただ流されてるだけだった。
   765プロに候補生で所属したのも、元はと言えば友達が勝手に書類を送って――合格しちゃったからで)

美希(自分で決めて、行動したことなんて、一度もなかった。)

美希(そうやって、楽に生きれるならそれでいいやって、思ってたけど)

     《綺麗ね、その髪。 染色してるのに、あまり傷んでない。ちゃんと手入れされてる証拠だわ》

美希(初めて、美希が自分でやったことを認めてくれて、褒めてくれて。
   名前とか、髪とか、『美希』を綺麗だって笑ってくれた人がいた。
   美希の手をとってくれた人がいた。)

美希(その人と頑張ろう、と思って)

     《――ね、いま、言ったの、だれ?》

美希(その人のために頑張ろう、と思って)

     《美希は凄いんだから、私なんか必要ない。好きにすればいい》

美希(その人に、そーゆー風に言われたら)
 
961スタッフ「美希ちゃん、スタジオの手配終わった。今からいけるよ」

美希「……」

961スタッフ2「チッ。ありがとう、の一言もなしかよ。これがゆと――っ!?」

美希(一人でやっていける美希にならなくちゃ、ダメだよね?) ジワッ…


美希「美希は――美希に言ってくれたハニーの言葉を、嘘にしたくないから――」 ツーッ


美希(だって、美希にとってのアイドルは、)

     ☆



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