過去ログ - 比企谷八幡(22)「やはり俺の就職活動は間違っている」
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913: ◆WgEe92oiKArO[saga]
2013/02/17(日) 18:25:07.32 ID:TycAhZ6P0
陽乃「……まったく、言いたい放題ね」

陽乃が苦笑を浮かべる。

八幡「いちおう、まだ雇用関係はありませんからね。今のうちに言いたいことは言っておかないと」

陽乃「それで? ひょっとして、孤独なわたしを、きみが救ってくれるとでも言うつもり?」

八幡「救う? それこそまさかですよ」

また、勘違いをしている。

八幡「自分の意志でそうあろうと決めたんでしょう? ならば、敬意を払うことはあっても他人の俺が卑下する筋合いなんてどこにもない。俺にとって、孤独・孤高は最上級の褒め言葉です。 ……だいたい、そこまで傲慢じゃないないですし。救うとか何様ですか俺は」

以前、「誰でも救ってしまう」とか俺に言ったのは雪乃だが……買いかぶり過ぎだっての、まったく。


陽乃「……そう。やっぱり面白いわね、きみは」

陽乃は笑っている。

八幡「最近、ちょっとあり方が揺らいでますがね……ぼっちの哲学については、俺も一家言あります。むしろ百家言くらいまである。ともあれ、今、この場では、俺と貴女は対等です。その立場からもうひとつ、勘違いを正させてもらいますが……」

陽乃「ふぅん……今度は何を言うのかしら。何が勘違いだって?」

こちらを興味深そうに見ながら、陽乃が先を促す。

八幡「俺が貴女に勝てないと思っているでしょう? ……それが勘違いです。 申し訳ないが、今から、かるーく、勝たせてもらいますんで」


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