17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/12/09(日) 17:18:04.01 ID:MoVWLVw/o
娘「あ、お待たせしました!」ガラガラ
野盗「あー、嬢ちゃん。その引きずってる鉄の塊は一体何だ?」
娘「私の剣です!」ニコ
野盗「ははは! こいつは傑作だぜ! お前らもそう思うだろ!?」
手下「ちげえねぇや! あんなデケェもん大の大人でも振り回せやしねぇ!」
野盗「よし、向こうの準備も整ったみてーだし、やるぞ野郎ども!」
ウオオオオ!
剣士「じゃあ、娘ちゃん。まずは様子を……」
娘「とりゃー!」ブオン
野盗「んなっ!?」
手下「嘘だろっ!」
剣士「わー、噴水だー。彼らも運が悪いよなぁ」
娘「ごめんなさい! 私まだ死にたくないので!」ニコ
剣士「いやー、恐ろしいくらい躊躇うってことをしないねぇ君は」
娘「はい! 私は優秀な弟子ですから!」
剣士「はいはい。じゃあ王都につくまでに気配について話して、それで着いたらお別れだ」
娘「名残惜しいですね……」
娘「そういえば師匠は王都に何しに行くんですか!」
剣士「名残惜しさより興味のほうが勝っちゃうかー。師匠は寂しいよ……」ヨヨヨ
娘「師匠、男の人がそれやると気持ち悪いです」
剣士「……ホント容赦無いね」
娘「そんなことより教えて下さいよ!」
剣士「僕はね、王様に呼ばれてるのさ」
娘「わぁ! すごいですね!」
剣士「少しは疑おうよ……」
娘「え、嘘なんですか」
剣士「ホントだけどさ」
剣士「何をするかは内緒だよ。すぐわかると思うけどね」
娘「だったら今すぐ教えて下さいよー!」
剣士「ダーメ。ほら城壁が見えてきた。もう着くよ」
娘「わー、楽しみです!」
剣士「話題の転換が楽だなぁ……」
77Res/61.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。