582:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/22(木) 00:55:58.77 ID:Z9GxJffHo
「私は他の姉妹とは違ってなんでもいうことを聞く人形じゃない、思い通りになるとは思わないことだ」
「自由を愛する私はその計画、サードプロジェクトを好きなように引っ掻き回させてもらうよ」
そう言って、謎の影"千秋"はその場を立ち去って行く、物語の歯車は回る。今だどこか他人事のように感じている一条はこのときの自分の覚悟の足りなさを後悔することになる。
583:連投[sage]
2014/05/23(金) 02:34:51.25 ID:vQpvW4b5o
一条「暑い……地球はいつの間にこんな狂っちまったんだ」
快適に眠ってたずなのに、体は汗でびっしょりだ。水飲みてえ。
厨房へ行くために部屋の扉を開けると、廊下から焦げた臭いが鼻をついた。
584:連投[sage]
2014/05/23(金) 02:35:27.26 ID:vQpvW4b5o
一条「もしかして火事……?」
若干の息苦しさを我慢しつつ居間に駆け込むと、そこには紅蓮の地獄が広がっていた。
???「やあ、一条君」
585:連投[sage]
2014/05/23(金) 02:36:02.68 ID:vQpvW4b5o
一条「ヨルクさん……!」
ヨルク「お久しぶりですね」
一条「おええええっ! げぼっげぼっぐはっ」
586:連投[sage]
2014/05/23(金) 02:36:38.09 ID:vQpvW4b5o
ヨルク「これは現実ですよ、一条君」
一条「ヨルクッ!!!」
ヨルク「おっと、これが見えませんか?」
587:連投[sage]
2014/05/23(金) 02:37:35.85 ID:vQpvW4b5o
藤岡「この煙どうなってるんですか? もしかして火事ですか?」
この場を一番見てはならない女性が居間に入ってくる。
藤岡「えっ…………?」
588:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/23(金) 18:10:18.42 ID:ZZzlG+Yfo
その時、廊下の方から誰かが走って来るような足音が響いてきた。
町沢「大変だよ!!こんな手紙が……ってあれ?どうしたの?」
現れる町沢、俺は部屋を確認すると窓が一枚割れてるだけで他に被害はない……ああ、またか。
589:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/23(金) 18:10:50.29 ID:ZZzlG+Yfo
ヨルク「ええ、そうですよ」
白銀「一体何が目的……いや、何でもない」
白銀「それより本当に殺したのか?」
590:連投[sage]
2014/05/23(金) 19:13:28.91 ID:vQpvW4b5o
そうだったらよかったのに……。
無意味な妄想をなぎ払い、藤岡さんを背中に抱えて火の海を渡る。
一条「俺はなんて無力なんだ……」
591:連投[sage]
2014/05/23(金) 19:14:13.17 ID:vQpvW4b5o
一条「枝元さん……俺が気づいた時にはもう……」
枝元「白銀や、家の者達は!?」
一条「町沢さんは殺されてて、白銀が連れ去られた……ヨルクの野郎に!」
592:連投[sage]
2014/05/23(金) 19:15:19.80 ID:vQpvW4b5o
消防のサイレンを背に藤岡さんを枝元さんに任せて、喫茶店"fiola(フィオラ )"へと歩いて行く。
一条「枝元さん、俺何もできなくて……ウェポンマスターなのに体が動かなくて……」
枝元「おまえは、無力なんかじゃない。この小さい命を、助けたのはおまえだ」
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