過去ログ - P「君と過ごす1週間」
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23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/20(日) 04:37:28.39 ID:AJEALJFi0
今日の活動は響の出演する歌番組の収録だ。
ステージの上で響は、昨日のレッスンで俺に見せた実力を惜しげもなく発揮している。

「……凄いな」

お前は、それしか言えないのか?と自分にツッコミを入れつつも、俺はそう呟くしかなかった。
アイドル我那覇響は、歌いながら、自分を映すカメラつまり放送する時に自分をみる視聴者に向かって、歌詞に沿った絶妙な表情をみせる。
そして、我那覇響といったらダンスだ。
ダンスレッスンで踊ることに集中していた時と違い、今は歌うこと、表情、カメラワークの把握と複数のことに意識を向けなければいけない分、ダンスのグレード自体は下がっている。
だが、それでもかなりのレベルだ。十分すぎるパフォーマンスともいえる。
響が歌っているのは「オーバーマスター」という楽曲だ。
我那覇響の衝撃的なデビューを飾った曲であり、同時にこれ一曲だけで戦い続け、今のアイドルとしての地位を掴み取った。
我那覇響といったらこの曲と表現してもいいくらいだ。
まあ、オーバーマスターしか出していないのだから当然といえば当然だが。
普通に考えて、新譜を定期的に出さなければファンは飽きてきてしまう。
だから俺も、春香の新譜を2〜3ヶ月の間のスパンでプロデュースしていった。
だが、我那覇響の楽曲は一曲のみだ。
一曲に力を集中させることで、楽曲としての質を上げているのだろう。
魅力が更新されていき、やがて一つの完成形へ至る楽曲。
それは圧倒的なクオリティを誇る一曲で、強大な力でライバルをねじ伏せるという黒井社長の考えが見え隠れするものだった。

「響のパフォーマンスは凄い。でも……」

ステージの上の響が歌い終わる。
目を閉じて、荒げた息を整えている。
それは傍から見れば、全てを出し切って高翌揚している自分を落ち着けているように見える。
実際、俺にもそう見える。
だけど、これは俺の直感でしかなかったが、

「なんか……楽しんでなさそうに見えるんだよなあ」



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