過去ログ - P「君と過ごす1週間」
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91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/03/28(木) 05:18:20.18 ID:2/DXOd1j0
着替え終わった自分は、キッチンに向かう。
炊飯器の蓋を開けるとモワッと湯気が出てきた。
白いご飯がキラキラ光っている。炊きたてだ。
しばらく蒸らしておこう。その間にイヌ美たちにエサをあげなくちゃ。



「や、やっと終わった……」

ペットたちのエサをやるだけで一仕事だ。
捨てられていたりするペットとか見つけちゃうと、つい拾っちゃたりしちゃうからどんどん増えちゃうんだよな。
でも、自分に放っておくことなんか出来ないよ。一人ぼっちの辛さは自分が一番良く知っているから。
……おっと、そろそろおにぎりを作らなくちゃ。
自分から言い出したことだけど買い物に付き合ってくれるんだし、これくらいのお礼はしないとね。
炊飯器からボールにご飯を移して、しゃもじで少し混ぜる。
濡らして塩をすり込んだ手でご飯を掴み取って昨日の内に焼いた鮭をほぐしたものを入れて握る。
ふふん、我ながら完璧な三角形。
一つが終わったら、また一つおにぎりを作る。今度は梅干しを具にする。
鮭と梅のおにぎりをいくつか作り終わると今度はボールに残ったご飯に鰹節と醤油をふりかけて混ぜ合わせる。
後はこれを握ればおかかのおにぎりは完成だ。
ガスコンロに火をつけて一瞬だけ海苔を炙る。こうすると海苔がよりパリパリになるとか。
おにぎりはラップで丁寧に包んで、炙った海苔は真空パックに入れて終わりだ。

「う〜ん……なんだかなあ」

プロデューサーのお昼ご飯を自分の作ったおにぎりだけで済ませるのはどうなのかな。
おかずとか欲しいよね。
冷蔵庫を開けて、中身を見てみる。
あっ、ワニ子のエサとして買ってあった鶏のもも肉が残っている。

「……からあげ」

まだ家を出なくちゃいけない時間まで余裕がある。
自分は腕をまくって、戸棚から片栗粉の入った袋を取り出した。



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