過去ログ - キリカ「電車の窓から」
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6: ◆uCwA0MUuYI[sage]
2012/12/11(火) 13:28:06.52 ID:gRXqkQQAO
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エラく顔が火照っている気がした。体がだるいかもしれない。
クーラーの温度を上げ、カーテンを開けて西日を取り込む。
疾うに南中を越えた太陽は、秋分に備えて引っ込みを早めたらしい。

あれから家に帰っても、あまり気持ちは高ぶらなかった
むしろ、気落ちした気すらする
なぜあのとき、彼女を邪険にしてしまったのか
その後悔がずっと頭を巡っていた。
そのうえ、みっともないところを見られてしまった。
第一印象は最悪だろう。

明後日から、もう二度と彼女に口を利いてもらえないに違いない。
私はその最初で最後のチャンスを失ったのだ。
テレビの明かりは、ずっと私を照らしていた。
今日一日はずっと憂鬱だった。


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