9: ◆uCwA0MUuYI[sage]
2012/12/11(火) 14:00:37.16 ID:gRXqkQQAO
大きな建物が見えた。私の町の隣にある町の大型複合商業施設だ。
日曜の開店は早いらしかった。
ショッピングモールを一人でうろつく女子学生というのもなかなか周囲には奇異に映るだろうか
ちらりとそう思ったが、地元を離れているという緊張感と、先の雑念の痕が故に気にしている余裕はなかった。
流石にその上手ぶらで帰ると言うわけにはいかないので、食料品コーナーで冷凍食品を買って明日の昼の弁当のおかずに充てた。
我ながら、なんて妙な行動だろうと思った。遠出してまで、弁当のおかずなんて。しまらない。
帰りの電車のことも考えて、軽めにものを買って帰ることにした。
帰る頃には、彼女のことはすっかり気にしていなかった。
地元の駅に着いてからまた彼女に会うまでは。
日はすっかり高く上っており、夏日さながらであった。
五郷駅バス停に庇があってよかったと思った。
日焼け対策をしているとは言え、直射日光を長時間浴びているとやはりこの時期参ってしまうから。
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