過去ログ - フィアンマ「…安価け焼きそば」上条「どう見ても焦げの塊だろ!」
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50: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/12(水) 21:06:09.93 ID:7ymGaUuN0

上条「……詳しく話せ。知ってる事全部ッッ!」

オティヌス「そう急かさずとも、話すさ。そのつもりで、お前を拾ってきたのだから」

彼女は、猛る上条の態度に下がる事無く、淡々としていた。

オティヌス「まずは前置きをしておく。私は、元、右方のフィアンマの所在を握る人物の所在は知らない」

上条「…、」

オティヌス「…私と違い、完全な魔神になった魔術師がいる。私がお前に目を付けたように、あちらは右方のフィアンマに目をつけたことだろう。現在、何をされているかは読めない。が、アイツの性格からして、ロクな目には遭っていないだろう」

上条「ん、だと」

起き上がろうとするが、体の芯から疲れきっている上条はうまく動けない。
ぼふりとベッドにより深く沈む彼の顔を見下ろし、ウッルルは冷静に言う。

オティヌス「最後まで聞け。……ヤツは現在、この世界を自分の好き勝手に歪ませるべく、動いている。私は、それを阻止する為に動いている」

彼女は、魔神の持つ『無限の可能性』について語った。
50%を100%にしたいなら、絶対の成功をもたらす彼女の存在は、その場しのぎの幸運として、確かに多少なりとも有用だろう。

上条「…俺は、どうすればいい」






目を覚ました彼女が最初に見たのは、拘束されている自分の姿だった。
上条に言うべきことは、言えるだけ言った、伝えた。
彼女はぼんやりとした表情で、眼前の青年を見上げる。
隻眼。黒い毛皮のコートの中に、灰色の装束。
物々しい眼帯は左目に着けられており、鍔広の帽子を被っている、金髪の、青年。

フィアンマ「…魔神、オーディン」

呻くように呟いた彼女の細い手に触れ。
青年は、虚ろな瞳でうっすらと笑んだ。

オッレルス「…良い夢は見られたかな」

一方通行の腕の中から、オフィーリアを攫い。
抵抗する超能力者をものともせず、彼は彼女を自らの根城まで運んできた。

フィアンマ「…>>52


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