過去ログ - まどか「だってわたしは、魔法少女……鹿目まどかだから」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/12/13(木) 23:16:01.64 ID:2b4Nvpqro
まどか「……っ!」
一瞬声を上げそうになったのを、辛うじてこらえる。
キュゥべえの言うとおりすぐ近く、それも本当に目と鼻の先に、彼は居た。
それは一見すると、普通の人間のようにも見えた。
灰色のローブのようなものをまとった、男性の人影。
若いとも、お年寄りともつかない顔は文字通りモザイクがかかったようになっていて、
厳しく引き締められた口元だけが、街灯に照らされぼんやり浮かび上がっている。
ただ、人間にしてはあまりにも背が高い。 というより、全体的に大きい。
どう見ても2メートル以上はあるのっぽの怪物が、手を伸ばせば届きそうな場所に突っ立っている。
ゲームやお話の中では日常茶飯事でも、実際に遭遇してみると信じられないほど圧迫感があった。
魔法少女という名前には多少のあこがれがあったけれど、
こんなものと戦わなければならないなら、わたしにはどの道無理だったかもしれない。
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