4: ◆SOkleJ9WDA[sage]
2012/12/14(金) 00:17:09.89 ID:Vy4ghrqIO
早く、もっと早く走らなきゃ。
早くも疲労を溜め込み重くなっていく脚を無理矢理動かす。心臓の鼓動は高鳴り、呼吸が乱れる。
時に段差に躓きそうになるもそれでも構わずただ目的地を目指す。
美しく輝くイルミネーションも普段ならばゆっくりと見たい所だったがそういう訳にも行かず、流星の様に過ぎ去っていく。
「まだ…着かないか…ッ!」
道のりが果てしなく遠く感じる。実際はそこまで遠い訳では無かったのだが、今の僕にはとても遠く感じられたのだ。
ならばタクシーやバスを使えばいいじゃないかと思うかもしれないだろうがそんな簡単な答えさえ抜け落ちてしまう程に僕は焦っていた。
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