過去ログ - 聖なる夜の小さな物語
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9: ◆SOkleJ9WDA[sage]
2012/12/14(金) 00:24:09.21 ID:Vy4ghrqIO
激しい運動に慣れていないせいか、肺が激しく痛み動悸が僕を襲った。

しかし目的地まであと少しだ、立ち止まる訳にはいかなかった。

「おい痛えな!!」

道ゆく人々をバスケットボール選手がディフェンダーをかわすように避けて走っていたが、会社帰りかスーツを着て先ほどの上司よろしくこちらも負けず劣らずの気だるさを背負った中年の男性に肩をぶつけてしまう。

「すいません!」

だが立ち止まり謝る時間も惜しい僕は、失礼だとは思いながらもそのまま立ち止まらずに言った。

もうすぐ、もうすぐだ。


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