過去ログ - 【まどマギ】覇王樹の涙【まどほむ】
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1: ◆2DegdJBwqI[saga sage]
2012/12/15(土) 20:26:14.57 ID:kNTihWgt0
仙人掌の花言葉はグーグルで調べると

燃える心、秘めた熱意、内気な乙女、枯れない愛だという事で、

ほむらにぴったりだと思って書きました

ただ自分で言うのもなんですが、

まどかの心情描写不足の為まどかがほむらに尽くす理由が無くて、

無理やり恋愛物にしたような不自然さがあります

それでも初めてまともに書いたほむら一人称で思い入れもありますし、

中々まどかが主人公してる王道物が書けたような気がしたので、

小ネタスレに投稿するには長いのでここに自分でスレ立てて供養させて頂きます

御自由に妄想やらSSやらの肥やしにしてください

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2: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:30:14.49 ID:kNTihWgt0
______

また長い夜が明ける。

太陽に照らされ徐々に輝きを取り戻す大地はどこを見回しても砂ばかり。
以下略



3: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:30:40.96 ID:kNTihWgt0
例え涙が枯れ果てようとも私は泣くのを止めない。

あなたを偲び続ける事しか私にはできないのだから。

また長い夜が来る。
以下略



4: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:31:45.08 ID:kNTihWgt0
〜☆

今度こそ。

今度こそ。
以下略



5: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:32:45.66 ID:kNTihWgt0
いや、視力を魔力で矯正していないだけだ。

…私が辛くても悲しくても涙を流せなくなったのはいつの頃からか。

まどかの言ったように私はカッコ良くなれただろうか?
以下略



6: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:34:54.87 ID:kNTihWgt0
〜☆

「暁美ほむらです。よろしくお願いします」

私がこの時間でまともにするのはQBとまどかの接触を妨げる事だけ。
以下略



7: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:35:35.34 ID:kNTihWgt0
…それでも私にはもう耐えきれないよ。

ただ一人救いたいと願い続ける人からも敵意の目で見られ続け、

孤独に終わりの見えない徒労の旅を続ける日々。
以下略



8: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:36:44.54 ID:kNTihWgt0
〜☆

「ほむらちゃーん。こっちこっちー!」

「ま、待って、まど、か」
以下略



9: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:37:33.95 ID:kNTihWgt0
急に走ったせいで胸がきりきりと痛む。

目の前が少し暗くなる。

懐かしい感覚だ。
以下略



10: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:42:36.11 ID:kNTihWgt0
目を閉じればあの鹿目さんとの大切な日々がじわりじわりと脳裏にまた浮かび上がってくる。

私の原点。

そして私の終点。
以下略



11: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:44:10.57 ID:kNTihWgt0
さやかが私に向かって失礼な事を言う。

この時間軸で私はこの体を魔力でいつものように治癒させなかった。

視力は悪いし、心臓病もそのまま。
以下略



12: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:48:42.56 ID:kNTihWgt0
「ほむらちゃんちょっとそこで休もう?大丈夫?自力で歩ける?」

「うん、心配してくれてありがとうまどか。私は大丈夫だよ」

「れ、礼には及ばないよ!私がやりたくてやってるんだからね!」
以下略



13: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:50:12.14 ID:kNTihWgt0
「じゃあ私のもついでにお願い。…ほむらちゃんはいつも通りコーヒーだよね?」

「うん」

「私はピーチのジュースが飲みたいかな。さやかちゃんよろしくね」
以下略



14: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:51:19.30 ID:kNTihWgt0
この時間軸ではさやかとも良好な関係を築けている。

どうも心の中をすべてさらけ出しているのが良かったらしい。

後基本的に面倒見の良い性格だから病弱な私を放っておけない所もあるのだろう。
以下略



15: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:52:01.94 ID:kNTihWgt0
私の全てが虚構だったからだ。

私が刺々しい態度をとったからだ。

…しかしまどかを救うと言う一点に置いて他の皆への過度な親愛は邪魔にしかならない。
以下略



16: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:54:15.64 ID:kNTihWgt0
「ほむらちゃん、これで二人っきりだね…」

「うん、そうだね」

「ほ、ほむらちゃんよしよし…良い子良い子」
以下略



17: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:55:15.70 ID:kNTihWgt0
この時間軸の私は弱い私。そう決めて実際それはほとんど予想通りに進んでいる。

ただ予想外だったのは人に甘える事がこれほど甘美だとは思わなかった事だ。

所詮虚構でしかない私の強さ。
以下略



18: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:57:11.23 ID:kNTihWgt0
「あんたら公衆の面前で何いちゃいちゃしてんのよ」

「あっ!…っと、その、し、しゃかちゃんずいぶん速かったんだね!」

「何だそのどこぞの仏陀みたいな呼び方」
以下略



19: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:58:50.18 ID:kNTihWgt0
「ああはいはい、天下の微少女さやかちゃんね、

本物の美少女はほむらちゃんみたいな人の事を言うんだよ」

「いますっごい『びしょうじょ』さやかちゃんの所に悪意を感じたんだけど」
以下略



20: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 20:59:46.77 ID:kNTihWgt0
神様…どうか罪深き私をお許しください。

あの時全てを捨ててでもまどかを救うと願ったはずなのに、

いまだ自分の幸せを願わずにはいられない愚かな私をお許しください。


21: ◆2DegdJBwqI[saga]
2012/12/15(土) 21:01:08.77 ID:kNTihWgt0
〜☆

「いったいど、どうなってるの!?さ、さやかちゃん!」

「わ、私にわかるわけないじゃん!とりあえずまどか、ほむら私から離れないで!」
以下略



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