過去ログ - オッレルス「…甘えた病?」フィアンマ「……困ったものだ」
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27: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/22(土) 23:47:16.48 ID:AUSLkh3V0

流石にそれは受容し難い、として。
オッレルスは反対したのだが、フィアンマの思いつめた表情に途中で反対をやめた。
お互い嫌ではあるものの、症状を宥める為には、仕方が無い。
博愛主義であるオッレルスは、散々悩んで、頷く位しか選択肢が浮かばなかった。
問題は、どちらが女役に回るか、ということである。
別に、フィアンマはセックス依存症という訳ではない。
甘えた病なのだから、嫌がる事をしてはあまり意味が無い。
そして現在、彼は女役に回る事を心の底から嫌がることと設定していた。

「…それで、俺が下か…」
「……我慢しろ」
「その渋い顔で言われても」

とにかく、上下は決定した。

「…そういえば、こういう経験はあるのか」
「無いよ」
「……」
「何でちょっと疑ってるんだ」
「…確か、お前は両性愛者ではなかったか?」
「確かに許容の幅は広いが、恋愛とは別だと思うよ。そもそも、あまり恋愛をしたことがないが」
「シルビアの事はどうなんだ」
「彼女は関係無いだろう」
「どうなんだ」
「…だから関係無いと、」
「ど う な ん だ と 聞 い て い る」
「…結構、世話になっている自覚はあるよ」
「…それだけか」
「どうして気にするんだ?」
「俺様と行為に及ぶ事によってシルビアとそういう行為に及べないとなると、哀れでな」
「…多分、トラウマにはならないと思うよ。……というか、だからシルビアとは違うと、」
「……」
「…もしかして妬いて」
「無い」

ふい、とそっぽを向いた後、フィアンマはシャワールームへと姿を消した。
あれはあれで思いやりなのだろうか、と思いながら、青年は首を傾げる。


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