過去ログ - オッレルス「…甘えた病?」フィアンマ「……困ったものだ」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/12/17(月) 22:49:19.59 ID:UZSARbUk0
二日経った。
だが、解決策は未だ見つからない。
医者にかかろうかという案をお互い持ち出したものの、そんな勇気は無く。
自分が我慢すれば良いのだから、と言うオッレルスに甘える形で、フィアンマはもたれていた。
吐き気等の症状は治まるものの、やはり気分が良いものではない。
ストレスをぶつける相手に煙草を選んで本日挑戦してみたが、フィアンマが噎せて駄目だった。
炎使いだからといって、タバコが好きということとはイコールにならないのである。
「…アルコール依存症よりはこのままの方が…」
「…俺様としてはアルコールの方がマシだがね」
「スキンシップは嫌いなのか?」
「相手が好みの女であれば別の話だよ」
「ちなみに、好みのタイプは?」
「聞いてどうする」
「いや、参考までに」
「何の参考だ…。…聖女タイプだが」
「聖女か」
「…後は、…そうだな、…天使、か?」
「いや、私に聞かれても」
「それもそうか。……あまり肉感的でない女のほうが好みだな」
「珍しいな」
「一応、聖職者だったものでな」
現在進行形でそうとも言えるが、ローマ正教から抜けてしまった以上、何ともいえない。
その事に後悔は無い為、表情は暗くない。
憂鬱ながらも、フィアンマはオッレルスに縋る。
そうしなければ苛立ちが募り、最悪、体調不良によって倒れてしまうからだ。
「何回も聞いている気がするが、本当に原因に心当たりは無いのか?」
「無い。…あったら、とっくに対処している」
「ほら、悪夢を見てトラウマが刺激されたとか…」
「心的外傷…?」
幼い頃に何かあっただろうか。
何も無かったような気がする。
むしろ、思い出が無いということが異常なのかもしれない。
考えれば考える程沈み込んでいく思考の泥沼にハマりこみ、フィアンマは肩を落とす。
もう嫌だ。
こんな、他者に甘えなければ生きていけない無様な様子で生きていく位なら、死んだ方がマシだ。
「……クソッたれ」
まだ相手が自分より格上であるだけ、多少なりとも良い。
そう自分に言い聞かせるも、フィアンマの鬱々とした感情は一向に明るさを浮かばせなかった。
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