過去ログ - 堕女神「私を、『淫魔』にしてください」
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◆1UOAiS.xYWtC
[saga]
2012/12/18(火) 02:48:24.31 ID:w6oP1aHdo
寝室へ入ると、ひと心地ついたような気持ちだった。
―――考えてみれば、今日は、何もかもが。
『勇者』は『魔王』を打ち倒した。
三人の仲間たちとともに協力し、それでようやく倒せた世界最大の『強敵』を。
その前は魔王城を探索して悪辣な罠を乗り越え、屈強な魔物たちと、魔王の副官との戦いまでもあった。
そして魔王の前に対峙し、そこで―――『三年目の七日間』を体験した。
堕女神は、片時も離れずにいてくれた。
サキュバスAは、初日の夜を終えると、途端に妖艶で挑発的、それでいて憎めない性格を見せた。
サキュバスBは、天真爛漫でありながら、どこか少女のような恥じらいを見せるようになった。
しかし、『今』は。
堕女神は、ろくに顔を合わせようともしない。
サキュバスAは、どこか彼に対してよそよそしく、棘さえも見受けられる。
サキュバスBは……そう変わらない。裏表のない性格は、恐らく生来なのだろう。
勇者「……『人類』か」
勇者はサキュバスAの言ったことを反芻し、心の中で重く噛み締める。
彼は『人類』で、彼女らは『魔族』。
隔たりがある事は、疑う余地がない。
だが、それでも―――
勇者「言葉にする事は、ないだろうに」
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