過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」桃子「20っすよ、京ちゃんっ!」【鶴賀】
↓
1-
覧
板
20
103
:
◆tXdh2WZ0lM
[saga]
2012/12/20(木) 20:18:23.83 ID:l7Rp1gQl0
桃子「……来たっ!」
うちに秘めた思いが爆発しそうになる頃。
ようやく、遠目に金色の男性が見えた。
……こっちには気づいていないみたいだ。
ならばよっていこう。
知ってるっすか、京ちゃん。
このシャツもジーンズもパーカーも。
全部ぜんぶぜ〜んぶ京ちゃんに褒めてもらうために買ったっすよ?
ねぇ、可愛いっすかって聞いて。
ちょっと恥ずかしがりながら可愛いって答えてくれる京ちゃんがいとも簡単に想像できるっす。
……答えてくれなくても、それはそれで新鮮だからいいっす。
恋っていうのは不思議っすね。
どんなものでも明るくさせるなんて、まるで魔法っす!
桃子「はっ、はっ」
金色が近づく。
恋色が近づく。
第一声はなんと声かけたらいいっすかね?
遅いっすよ、なんてちょっとすねてみたり。
京ちゃん、って抱きついてみたり。
……でも、やっぱり私らしさが一番。
だったら、私らしい掛け声といえば。
たっ、たっ、とかける。
京ちゃんは目の前に。
だから私は急ブレーキをして、腕を上げた。
桃子「おはよっす!」
……うん、やっぱりこれが私らしいっすね、多分。
いつも、こうやって話したらまるで犬みたいに撫でてくれるっす。
すっごく気持ちよくて嬉しいっす。
だから、今日も。
……ちょっとそれを期待しながら私は声をかけた。
京太郎「……」
――だというのに。
京ちゃんは私からす、と視線を逸らすと、待ち合わせ場所に目を向けた。
無人のそこに目を向けた。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/356.64 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」桃子「20っすよ、京ちゃんっ!」【鶴賀】 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1355922906/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice