過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」桃子「20っすよ、京ちゃんっ!」【鶴賀】
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608: ◆tXdh2WZ0lM[sage]
2012/12/24(月) 02:15:57.10 ID:aWZkVXSO0
京太郎「……」

じぃ、と白い顔を、桃色の唇を、黒いまつげを見つめる。

今ここで顔を下ろしたら丁度唇と唇が触れ合う。

この穢れ無き白い肌を俺の体で汚すことが出来る。

京太郎「……」

そう、彼女はどこまでも綺麗だった。

まるで全ての悪から隔絶されたような世界で生きていたような白い肌が綺麗でなくてなんというのか。

俺の語彙力が少ないのが悔やまれる。

それ以外――髪だって唇だって瞳だって。

そのどれもが他人に宿っていたらその少女はそれだけで美少女と呼ばれるような。

完成された美のような白い肌だった。

……言い過ぎかもしれないけれど。

少なくとも、俺にとってはそうだったんだ。

そして、その白い肌は今目の前に。

俺に覆われている。

俺に征服されるのを今か今かと待ちわびているようだ。

……こんな高翌嶺の花のような白い肌を。

泥で塗りたくる。

そう考えるだけで、気持ちが高ぶる。

京太郎「……それじゃ」

あそこで返事が無ければ俺がこんな気持ちになることもなかった。

少しは自制できたかもしれない。

しかし彼女は合意した。

合意し、そして目を瞑る。

……今なら何をやっても黙認する。

逆に言えば何をしても許されるのだろう。

顔を下げる。

目の前にある唇を今すぐむさぼりたいが、その前に。

小蒔「すー……」

京太郎「キス、しますね?」

小蒔「……は……ぃ」

耳元で囁くと、同じく囁き声が返ってきた。

もう一度顔を戻す。

まだ目を瞑っている。

いつまでその設定を続けているのだろう。

京太郎「……ちゅ」

小蒔「ちゅ……っ」

触れ合う。

……それだけ?

何をしても許されるのに?


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