過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」桃子「20っすよ、京ちゃんっ!」【鶴賀】
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八尺
◆tXdh2WZ0lM
[sage]
2012/12/26(水) 01:06:54.62 ID:cjSB0UNr0
〜八尺豊音続き 前回
>>406-409
〜
豊音「それで……えっと、君は人間……だよね?」
?「あ、はい、そうです!」
京太郎「須賀京太郎と言います、このたびは本当に申し訳ございませんでした!」
京太郎と名乗った少年は頭を地に着けたまま豊音と会話する。
豊音「?」
元来一人きりで生きてきた。
確かに小さな頃、親と過ごしていたものの、それ以外の他人と過ごしたことはない。
だから、自らの姿を見せることに恥じらいを覚えない、豊音だ。
少年が頭を下げている理由がよくわかっていない。
豊音「えっと……よくわからないけど、別にいいよー?」
京太郎「本当ですか、ありがとうござ――」
豊音「?」
京太郎「いませんでしたああああっ!」
あげた頭を下げる。
思春期の少年には年頃の女の子の裸はいささか刺激が強すぎた。
泥を塗りたくっていっそ前すら見えなくなってしまいたい、と地面に頭をこすり付ける」
豊音「えと、ええっと、いや、大丈夫、大丈夫だから!」
豊音「よくわかんないけど、ね、ほら、顔上げて?」
京太郎「……」ス
顔が上がる。
彼の目の前には、やはり白い肌が。
何も隠そうとせず、開放的だ。
野生児ですらこうは行かない。
京太郎「……あの」
京太郎「このままだと俺はいつまでも地面に頭をこすり付けることになるんですけど」
豊音「……え、なんで?」
京太郎「……」
京太郎「出来れば、服を着てください」
何も言わなければ裸を見続けることができたかもしれないのに。
彼がそれをしなかった理由は、やはり自分が悪いと思ったから。
……それは、言い訳で、本来は、恥ずかしかったから。
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